DISCREET CHAIR

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ブライアン・イーノと家具工房

工房の名前”DISCREET CHAIR”と聞いて「ハハーン」と思う方もいらっしゃると思いますが当工房の名前はブライアン・イーノのレコードのタイトルDISCREET MUSICから拝借いたしました。

家具工房ディスクリートチェアの工房名について

さて昔よく聴いていたそのレコード「左下の写真」ディスクリートミュージックですが、 アーティストはブライアン・イーノ ( Brian Eno ) です。当時はレコードだったので片面にパッフェルベルのカノン、別の面がオリジナルでした。そのオリジナルは子供のころ夕方にやって来る豆腐屋さんの売り声とラッパの様なちょっと寂しげなメロディーが延々と繰り返しては消えてゆくといったものでした。
イーノの音楽はエリック サティの家具の音楽と言う考えにインスパイヤーされたそうです。環境音楽とか今では音楽のカテゴリーに当然のごとくあるニューエージとか言う音楽のさきがけです。それまでのJAZZやROCKの様にカリスマ性のあるミュージシャンが聴衆を魅了するタイプの音楽とは全く違うものです。遠くに見える風景、道端に咲く草花やひっそりと飾られた絵、部屋にあたりまえの様に置かれた椅子、みんな見る人が意識しないと見過ごしてしまうものです。しかしちょっと目を凝らして見ると草の葉の影に虫がいたり、ふだんの何気ない世界も違って見える。そんな影響を与えてくれる音楽でした。
家具の様な音楽があるのなら逆にイーノの音楽の様に控えめな、地味な、家具があるのは当然とあらためて思い、ディスクリートチェアという工房名にしました。

映像は全く関係ありませんが You Tube にアップされていた映像のバックグラウンドに使われていました。聴いてみてください。

ディスクリートチェアのディスクリートってこんな感じ

DISCREET MUSIC のジャケットは真っ黒に見えますが何処かロンドンでしょうか?ありふれたビル街の写真に右下の小さな明るい部分を残してあとは全て黒いインクで覆ったものです。遠目には何も見えませんがよく見ると黒いインクを透かして下のビルの写真が見えるという趣向!こんな感じがディスクリートだと僕は勝手に思い込んでいます。
家具もちょっと見には目立たないけれど、使う内に細かな配慮がだんだん解ってくる。置かれた空間と使う人にささやかな変化をもたらす。そんな家具を作りたいと思っています。


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ディスクリートチェア 森下 真