工房の考え
10/04/10
無為にバリエーションを追うのではなく、しっかりとした意味や機能、美しさを持つデザインを心がけています。
当工房のコンセプトはただ表面的に目立つデザインや流行のスタイルを追うのではなく、シンプルな暮らしに役立つ家具作りを
目指しています。
控えめな椅子?DISCREET CHAIR
ディスクリートチェア『控えめな椅子』という工房名は当工房の家具作りへのスタンスを表明したものです。
作り手の個性や考えを押し付けず、みなさんの暮らしに、ささやかな変化をもたらし、潤いある生活の一助になればと思っています。
北欧の椅子や家具に引かれたその訳
職業訓練校時代に北欧の椅子や家具に触れたことがその考えに至る契機となりました。ペーパーコードや籐の座面、ほとんど無塗装に感じられた素地の仕上げ、遠い北欧の国で日本人の感性「襖や障子、畳など日本建築の素材感」にフィットするデザインで家具が作られているのが驚きでした。 またクリント、ケアホルム、ウェグナーなど、どのデザイナーの作品も機能的で美しく加工精度の高いものばかりでした。しかもどれも押し付けがましい所がない、そんなデザインにも興味をひかれました。 たとえばウェグナーという人は北欧のデザイナーの中では、やや個性的な椅子をデザインするデザイナーですが、彼の個性や嗜好が使う人に負担を与えるよう なデザインをしていません。使う人が入り込める余地をキチッと残しています。換言すればデザイナーの個性や個人的な考えは万人に理解されるフォーミュラー (数式や公式)のようなものに置換されている為、使い手はその家具の使いやすさや美しさを感じるだけ です。